イギリス人は商売上手!/ 9と4分の3番線 編


ロンドンのキングズクロス駅といえば、今は世界的に有名な駅。

もちろん、有名になったのはハリーポッター様のおかげ。ホグワーツ魔法学校行きの汽車に乗るためのプラットフォーム、9と4分の3番線がある駅ですね。

知っている人も多いと思いますが、このキングズクロス駅には、ハリーポッターファン用に9と4分の3番線がつくられています。

つくられている、というと大げさかな。
壁に「9と4分の3番線」と書いてあって、まるで壁に吸い込まれているような写真が撮れるスペースがあります。

私は話に聞いたことしかなくて、ただただ写真を撮れるところ、との認識だったのですが、いつからか、かなり商業化したらしい。


こないだ日本から友達が来たので行ってみたら、まず目に入ったのが大行列。おそるべしハリーポッター人気。もう2019年なのに。(ファンタスティックビーストとかもあったからかな。)

土曜だったからか、1時間くらい並びましたね。平日ならもう少しましかも。

で、ただただ写真を自分で撮れるだけじゃないんです。

・全種類のマフラー(グリフィンドール、スリザリン、レイブンクロー、ハッフルパフ)の無料貸し出し
・魔法の杖の無料貸し出し
・一眼カメラで撮ってくれるスタッフ
・撮る瞬間にマフラーをなびかせてくれるスタッフ

などなど、写真撮影のために小物とスタッフまでバッチリ用意されてました。
で、特筆すべきはこのスタッフで、選んだマフラーで、撮影ポーズ指導までしてくれるんですね。例えばスリザリンなら、ちょっと悪巧みしてるポーズと表情、みたいな。

他の人が撮ってるところを見るのも楽しかったです。

撮ったあとは、ちゃっかり写真売り場に通され、一眼でいい感じに撮ってくれた写真が買えます。遊園地だな、ほぼ。
15ポンドくらいだったかな。。

写真売り場の次は、もちろんグッズ売り場があります。


これでもか、というほど商業化されたキングズクロス駅!

イギリス人ってこういう話題作りがすごく得意で、例えば似たようなのだと、ベイカーストリートにはシャーロックホームズの博物館がある。

あと、美術館や博物館も、お金を払えば貸し切ってパーティーしたりできるんですね。会社のクリスマスパーティーなんかに使ったりして、お酒を飲みながらみんなで絵画などを楽しめるわけです。

これ、日本なら絶対ありえないですよね。「大事な絵画や展示品にお酒がかかったらどうするんだ…!!ワナワナ」、みたいな。笑
ヨーロッパの美術館って写真撮影も全然OKだし、なんとなく楽しみ方の感覚というか、気軽さが日本とは全然違うんだなぁ。



ちょっと話が広がりましたが、ハリーポッターに見る、商売上手なイギリスの話でした。

ちなみに私はスリザリンのマフラーでちゃっかり写真撮りました。キングズクロス駅だけでなく、実は郊外にあるワーナー・ブラザースのハリーポッターワールド的なところでも同じような撮影ができるんですが、まぁこちらは予約やらチケット購入やらが必要なので、にわかファンは、キングズクロス駅で十分です。笑


ロンドンは、まだ故郷ではない

2018年からロンドンで単身赴任している 20代後半サラリーウーマンです。 住んでみたら意外とよかったロンドンでの生活、仕事、そしてワインのこと。

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