永遠に呪ってやるわ・・・イギリスの謎イベント/Guy Fawkes Day
この間は終戦記念日の話をしましたが、イギリスの特別な日について、もう一つ。
11月5日はGuy Fawkes Day(ガイ・フォークス・デー)と言って、イギリスの街中で花火が打ちあがる日です。
この日に纏わる歴史を全く知らず、「クリスマスに向けてお祭り気分なのかな。日本だと夏の風物詩だけど、こっちでは秋なんだなぁ。それにしても乾燥してるし、火事には気をつけてほしいわ・・・」くらいに軽く思っていたのですが、同僚から歴史を聞いてびっくりしました。
遡ること400年あまり、1605年。
イギリスの歴史に残る大事件がありました。それは、議会爆破とジェームズ一世の暗殺計画。この陰謀は両方とも未遂に終わったのですが、陰謀計画の責任者はガイ・フォークスという男でした。
さて、なぜこの大事件の責任者の名前がついたイベントがあるのかというと、それは「彼を呪うため」です。
ガイ・フォークスをイメージした人形を作り、街中で引っ張りまわし、夜になると火をつけ焼き払い、花火で陰謀計画失敗を祝う、という、なんともダークなイベントです。
もちろん爆破や暗殺計画なんて立てた方が悪いし、処刑されたのも納得がいきますが、400年前からこの「焼き払いイベント」を毎年やっていると思うと、この国の執念を感じました。
この人形って、日本でいうと藁人形的な感じですかね・・・
わたしも許せないくらい腹立つ人がいたら、藁人形にして焼き払ってやろうかな・・・・。今のところいないけど。
ちなみに、本当か嘘か分かりませんが、現在よくつかうGuy(やつ、あいつ)という単語はこの人の名前が由来らしいです。燃やしたり単語にしてみたり、よくわかりません。笑
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