Witness for Prosecution(情婦)の劇を観てきた

Witness for Prosecutionという劇を観てきました。原作は1950年代の小説で、かの有名なサスペンス作家・アガサクリスティーの作品です。私は観たことがないですが映画もあり、おそらく日本では映画が一番ポピュラーなんじゃないでしょうか。


内容はもちろんサスペンスで、殺人容疑にかけられたある男の裁判の話。男は敏腕弁護士を雇うも、アリバイが無く苦戦する。そこで、完璧なアリバイを証言できるはずの男の妻が証人として現れ、事態は好転… と思いきや、なんと妻は男に不利な証言をし始める。しかもよく聞くと、正式な夫婦ではないという…


こんな感じの、殺人犯は誰だ?的なサスペンスです。劇のシーンは8割くらい法廷なんですが、意外にもコミカルに進むので退屈せずに見れます。そして最後の5分、テンポの良い大大どんでん返しに、きっと裏切られ、驚き、目を見張ります。



劇の会場はLondon County Hall (旧ロンドン市庁舎)。ビックベンがあるウェストミンスターから、テムズ川を渡ってすぐです。
市庁舎といってもさすがロンドン、趣のある重厚な建物でした。

チケット価格は席によりますが、今回は2階席のチケット2枚で35ポンド。安い!
簡単なバーもあるので、お酒を楽しみながら観ている人もちらほらいました。

会場の中はこんな感じ。
面白いのが、ステージ奥の両端の席なんですが、この観客席に座ると裁判員の一員という設定になるんです。
裁判のシーンではステージと同じくスポットライトが当てられたり、裁判前には公平な判決を聖書に誓うシーンに参加したりできます。チケットはきっと高いんだろうな。


いつまでやるのか知りませんが、人気なので公演期間がどんどん伸びているみたいです。土日はもちろん、平日夜も毎日やっています。

もう一度観て、伏線を探したり、タイトルの意味を反芻したりするのも面白いかもしれない。



ロンドンは、まだ故郷ではない

2018年からロンドンで単身赴任している 20代後半サラリーウーマンです。 住んでみたら意外とよかったロンドンでの生活、仕事、そしてワインのこと。

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