ロンドン地下鉄事情① / 牡蠣食べ放題カード



PASMOとかSUICAみたいに、ロンドンにも交通用カードがあります。
その名もOyster Card(オイスターカード)。



機能も日本のものと良く似ていて、定期券にもなるし、チャージすれば定期券範囲外でも使えるし、バスでも使えます。


ちょっとだけ違うのは、定期券の範囲のきめかた。

日本だと「○○駅から☆☆駅」、みたいな決め方ですが、ロンドンの地下鉄定期券は「Zone1からZone3まで」、という風に、Zone単位になってます。

Zone1が一番都心で、たとえば日本で言えば山手線あたり。
Zone1を外回りにぐるっと囲んだ範囲がZone 2、さらにその外がZone 3、みたいな。
なので定期券を持っているといける場所がとても多くて便利です。


(まんなかの白いのがZone 1、その周りの灰色がZone 2、さらにその周りの白いのがZone 3。)



Zone 1だけでもかなり広くて、大英博物館とか、ナンチャラPalaceとか、ナンチャラミンスター寺院とか、観光名所もいっぱい。
わたしの家と職場もZone 1です。



さて、そんなつまらない話は置いておいて、

このカードの名前ですよ。

変じゃない?(失礼)
オイスターって、牡蠣??牡蠣食べ放題カード??


またそんなテキトーな名前つけて。。って最初思ってました。

しかし暫くしたらカードの名前のことなんて忘れ、牡蠣食べ放題カードで日々移動してました。


で、今朝地下鉄の広告をぼんやり見てたときのこと。

「ネット付き・家具付きファッショナブルなアパート☆」、みたいな若者向け賃貸物件だったんですけど、広告に「これであなたの生活もOyster!」みたいなことを書いてるんですよ。

それでハッと、もしかしたらOysterには、便利とか、そういう意味もあるのかも。。

と思って、Oysterを改めて辞書引いてみました。


1.牡蠣(貝)

うん。


2.口の堅い人

口を貝のように閉ざすってことね。わかる。


3.家禽類の背中の小さな肉

日常生活のどこでこんな言葉使うんや。。。


4.思いのままにできるもの(例文:The world is my oyster!)


これ!!!
これですよ。


Oyster Cardは、「思いのままに移動できる便利カード」ってことだったんですね。


単語にはいろんな意味があるんだなぁと改めて思うとともに、Oysterの意味を知らずネーミングセンスをバカにしたことを反省した1日でした。
ロンドン交通局のみなさま、ごめんなさい。




※あくまで私的見解なので、ネーミング時の本当の意図はわかりません。


ロンドンは、まだ故郷ではない

2018年からロンドンで単身赴任している 20代後半サラリーウーマンです。 住んでみたら意外とよかったロンドンでの生活、仕事、そしてワインのこと。

0コメント

  • 1000 / 1000