英語には訳せない?オフィスで飛び交う日本のワード。

うちのオフィスは基本的にローカル(現地の外国人)が多いので、もちろん普段は英語でみんな話をします。が、ローカルを含め、皆に使われている日本語が少しあります。

なぜ使われるかというと、英語にカッチリ当てはまる単語がなくて、そのまま日本語を使った方が通じやすいから。
さて、どんな単語でしょう。


3つだけ紹介します。

① 忖度
ここ数年よく使われる、ソンタクです。
ソンタクって、いかにも日本!って感じの単語じゃないですか?相手の気持ちを推し量って、良しなに行動する。

ほぼ面白半分で使っていることが多いですが、ローカルも「あー、ソンタクしてるわー」という時に、「I’m sontaking !(ソンタキング - 進行形!)」 などと言って、面白いです。笑っちゃう。

まぁ忖度は、似た単語なら英語でもありそうですが、「相手の気持ちを推し量る」レベルが、忖度はかなり高い気がします。ニュアンスですね。


② 根回し
ネマワシも、日本っぽいですねー。海外の人も、やるんですよ、根回し。でも、ネマワシに当てはまる言葉は、無いです。
要は、周到に準備をしておくこととほぼ同義な気がするのですが、ネマワシというとどうしてもチョットいやらしいというか、謎の「越後屋さぁ〜ん」みたいな裏のニュアンス(伝われ)が生まれるのは、なぜなのか。

③ 同期
これは、ナルホドー、と思ったんですが、採用方式の違いからくるんですね。
要は、海外では、「毎年新人をドバーッと採る」のではなく、「必要になったら採用する」方式なので、同期入社メンバーという意識が生まれない・そもそも同期が存在しないことが多いのです。

ただ、駐在員がよく「コイツは俺の同期だよ〜」といったように誰かを紹介することが多いので、自然にローカルもドウキという言葉を覚えたみたいです。

たしかに英語でドウキは、ないかもね。


というわけで、ボギャブラリー豊かな?日本語に学ぶ、文化の違いでした。



ロンドンは、まだ故郷ではない

2018年からロンドンで単身赴任している 20代後半サラリーウーマンです。 住んでみたら意外とよかったロンドンでの生活、仕事、そしてワインのこと。

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