あと70年も生きられる??最近読んだ洋本から学んだこと


ときどき英語で書かれた洋本を読みます。
仕事でも大量の英文を読むので、慣れないといけないし、まぁ嫌でも慣れるので、トリかタマゴか、洋本を読むのは苦ではありません。

ただ、あんまりボンヤリした内容だと頭に入って来にくいので、これまではサスペンス系をよく読んでました。続きが気になるやつが一番サクサク進みますからね。


今回、せっかくロンドンにいるからロンドンを舞台にした小説を読んでみようと思い、本屋さんで安売りしてたのを買ってみました。
ちょっと話が逸れますが、こっちの本屋さんはよく安売りしてる(1冊買えばもう1冊タダ!みたいな)ので、Kindleも持ってるけど、こちらでは紙の本をよく買います。カバーもお菓子の箱みたいな可愛いデザインが多くて、本棚に置いておくだけでテンションがあがります。そうです、そんな女子っぽいところがわたしにもあります。

そんなどうでも良い話は置いておいて、今回読んだのはこの本。


Sophie Kinsellaという女性作家の、Surprise Meという小説。

あらすじは、こんな感じ↓


主人公のダンとシルビーは2人の可愛い娘に恵まれた、若くて幸せな夫婦。誰もが認める美男美女で、仕事も順調。ある日、人間ドックで医者から聞いた一言に、2人は驚く。「あと70年近くは生きられますね。」

あと70年もどうやって楽しく人生が過ごせるのだろう。今は幸せだけど、夫婦として、どれだけ新鮮な気持ちが保てるのだろう・・・

突然不安になった2人は、これからお互いにサプライズを仕掛けるプロジェクトを発足します。プレゼントをあげたり、素敵なレストランに行ったり、予想外のペットを連れて帰ってきたり・・


と、ここまで聞くと面白そうじゃないですか?

裏表紙に書かれてたあらすじはここまでで、楽しくてユーモアがありそうだな、と思いながら読み始めました。


ところが、だんだんとシリアスでドロドロになってくるんです、この本。

詳しく書くとネタバレになるので書きませんが。


本を(ダラダラと)読み進めて、思った感想は、「人生いろいろ試せるな」ということと、「人間関係では思いやりが一番」という月並みなもの。


あと70年あれば、仕事は何回変えてもいいし、住むところや国だって変えられるし、ファッションや髪形、好きなもの(お酒や食べもの、色とか)だって、年齢とともに変わっていい。変わったほうが、楽しいし、刺激的。


一方、家族は変わらない。変わらない家族や友達との関係で大切なのは、最終的には思いやり。

「これをしたら自分が満足するから」ではなく、「こうしたら喜ぶかな、嬉しいかな、助かるかな」ということを考え続けて実行するのって、意外と難しいけど、結局はそういうことだな。


という、今後の人生について考えさせられる一冊でした。ロンドンの街もたくさん出て来て楽しかった。


また気が向いたらロンドンが舞台の本、読んでみようっと。

ロンドンは、まだ故郷ではない

2018年からロンドンで単身赴任している 20代後半サラリーウーマンです。 住んでみたら意外とよかったロンドンでの生活、仕事、そしてワインのこと。

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