音楽の都・ウィーンに行ってきた


ロンドンに来て以来、海外はフランスとドイツしか行ってないのですが、本場のクリスマスマーケットが見たい!と思い、先週オーストリアのウィーンに出かけてきました。

クリスマスマーケットってドイツのイメージが強いですが、オーストリアもすごく盛ん。誰かから、ウィーンのクリスマスマーケットの良い評判を聞いたので、お休みと週末をくっつけて5日間で言ってきました。ロンドンから飛行機で2時間です。



ウィーン、美しくて、文化的で、壮大な歴史を感じられて、とても楽しかったです。

ロンドンのビクトリア調の建物に慣れてしまったので、もう建物には感動しないかも・・・と思ったけど、やっぱりバロックもいいですね。何度も感動して、お気に入りの街になりました。実は隣国のスロバキアにも日帰りで行く予定だったんですが、ウィーンをもっとよく見たくて結局ずっといたほど、盛りだくさんに楽しめました。



しかし、初日のクリスマスマーケットで飲んだホットワインにおそらくあたり、腹痛に苦しみ食べものはあまり楽しめなかった・・・。

なので、ほぼ食べ物以外ですが、ウィーンで訪れてよかったところ。



ベルヴェデーレ宮殿 

ウィーンに来て1日目の夜に見に行ったところ。この宮殿は元々ハプスブルク家に仕えた貴族の宮殿だったけど、後にハプスブルク家に売却されたそう。お庭がきれいな宮殿で、今は美術館になっています。一番有名な作品は、クリムトの接吻。

中には入りませんでしたが、クリスマス前だからかイルミネーションがとても綺麗でした。ちなみに小さいクリスマスマーケットもやってました。

星のイルミネーションがかわいい!




ナシュマーケット(Naschmarkt)

市場ですね。日・月以外は毎日やっているマーケットで、お土産から青果物、スナックやホットワイン、スパイスや雑貨まで手に入る、国際色豊かな市場です。縦長なので、まっすぐ歩いていれば全て見れ周れるのもポイントです。

わたしはインドのスパイスを買いました。友だちはピロシキとファラフェルを食べてた。ちょっと変わったお土産・ギフト探しにも良いです。

なぜかナッツ類を売っている店が多いのですが、しつこく試食させてくるナッツおばさん・ナッツおじさんがいるので気を付けて。




カールス教会でコンサート

この教会は中心地にあり、中も綺麗らしいけど見るだけで8ユーロかかるらしい・・・と悩んでいたところ、毎晩教会でコンサートをするらしいという情報を入手。しかも立ち見なら12ユーロらしい。安い。

というわけで、教会入口にいたお姉さんからチケットを買い、その晩に行ってきました。モーツァルトかビバルディか、どちかかが定番らしいです。今回はビバルディで、15曲目くらいはやってくれましたよ。1時間半くらいだったかなぁ。オペラ歌手もちゃんと出てきました。

それにしても自分の音楽の教養の無さにはびっくりしました。1曲しか知らなかった。(笑)

音楽詳しい方は、オペラ座や他の教会のコンサートも行くと楽しいでしょうね。


教会の中は思ったより大きくなく、個人的には単体で見に来なくてもいいかなぁ、という感じ。

なんか巨大なビニールのボールがぶら下げてあったんだけども、これはデコレーションなんだろうか、音響用なんだろうか・・・。




スペイン乗馬学校 (Spanish Riding School)で馬のショー

これは同僚から強くおススメされて行ったところ。スペイン式の乗馬術を教える学校で、音楽に合わせて馬が走ったり整列したり。

実はあまり期待していなかったのですが、「え、馬ってこんな動きするの・・・・?」という驚きの連続で、かなり楽しめました。特に子どもたちはとっても喜んでました。


ショーに感動するのと同時に、なんだか(いないけど)我が子が必死で劇で演じているのを見るような、ナゾの感慨深さを感じました。馬たち、頑張ってる。


ショーが見られるのは土日ですが、平日も毎日訓練を見れたり、学校のツアーがあったり、日程と予算に合わせて楽しめます。土日のショーは1時間程度で、25ユーロ~。HPからチケット購入できます。



シェーンブルン宮殿 


若干中心地から離れたところにあるこの宮殿は、ハプスブルク家の夏の離宮。狩猟ができるほど広大な庭がある宮殿です。マリーアントワネットもフランスに嫁ぐまではよくここで暮らしていたとか。部屋はそこまで見ごたえがないらしいので、中には入りませんでした。

しかし、「これが夏(だけの)住まい・・・?」と目を疑うような美しい建物、緑豊かな広大な庭に圧倒されました。庭はきっと夏がきれいなのでしょうが、冬の枯れ木が整然と並ぶ小道を散歩するのも趣きがありましたよ。ここをハプスブルク家の歴代の人びとが歩いてたんだと思うと感慨深い・・・。

庭の奥はゆるやかな丘になっていて、頂上にはカフェがあり、宮殿と庭を眺めながらお茶ができます。


ちなみにここもけっこう広いクリスマスマーケットをやっていて、賑わってました。



アルベルティ―ナ美術館

ウィーンには美術館や博物館が本当にたくさんありますが、今回はここだけ中に入りました。なぜなら、建物の中にも興味があったから。かつてはかの有名なハプスブルク家のプライベート宮殿で、宮殿時代の部屋も見れるのです。どの部屋も信じられないほどに豪華で、シャンデリア・壁・床・家具、全て目を見張ります。イギリスの宮殿も豪華なんだけど、レベルが違う。

美術作品は、今はモネ・ピカソ・ムンクのコレクションが楽しめます。モネは、9月にフランスで彼の睡蓮の庭に行ったり、過去に美術館でバイトしてた時にモネコレクションをやっていたり、何かと縁が合って好きな作品も多く、たまたまウィーンでも見られて嬉しかったです。

宮殿の部屋も美術品も両方見れて、14ユーロだったかな。広すぎず狭すぎず、個人的にはとても好きな美術館。



クリスマスマーケット

ようやくクリスマスマーケットまでやってきた…。


さて、クリスマスマーケットはウィーンでは20個ほどあるらしいです。私たちはたぶん5個くらい行ったかなぁ。11月中旬から徐々にオープンするらしいですが、私たちが行った11月後半はメインのマーケットはほぼ開いてました。

全部名前を覚えてないので書けないのですが、今回行った中で一番大きかったのはカールス教会前のマーケットかな。でも大きさに関わらずどのマーケットも見るだけで楽しくて、この時期にウィーンに行って本当によかったなぁと思いました。


カラフルなチーズ。青がラベンダー味、赤がトマト味、黄色はバナナ味!試食もできます。



ポーランド食器風のツリーオーナメント、かわいい…!

名物らしいいろんな風味のお酒。梅とかアプリコットとか、試飲しましたがちょっと強すぎた。





中心地を歩いていると間違いなく数個のマーケットは見れますが、何個も行きたい!って人は、その辺の人に聞くのが手っ取り早いでしょう。

ちなみに営業時間はマーケットによって違いますが、大体16時~21時ごろ。早いと20時に閉まっちゃうところもあるので、時間だけ気をつけた方がよいです。



ザッハトルテ

腹痛薬を買った薬局で、「脂っこいものは食べないように」と言われたので泣く泣くシュニッツェルやソーセージはあきらめましたが、執念でザッハトルテだけは食べてきました。

フリーツアーガイドのガイドさんが教えてくれた、老舗のカフェ、Kurkonditorei OBERLAA。


隣に置いてあったチョコムースケーキも美味しそうだったので、1つずつ友達と半分こしましたが、結果、チョコムースがむちゃくちゃ美味しかったです。(笑)

(同じように見えるけど、奥がザッハトルテ。)

ザッハトルテは個人的には普通だった。ザッハトルテ様に対する期待が大きすぎたかもしれない・・・。ザッハトルテはクリーム添えを頼むこともできますよ。

このカフェは店員さんの対応も素晴らしく、さすが老舗の人気カフェです。


ちなみに持ち帰りでリンゴのケーキ2種を買って食べたんですが(食べ過ぎ)それもとっても美味しかった!



さ、ロンドンでシュニッツェルが食べれるところを探そう・・・



ロンドンは、まだ故郷ではない

2018年からロンドンで単身赴任している 20代後半サラリーウーマンです。 住んでみたら意外とよかったロンドンでの生活、仕事、そしてワインのこと。

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