これだけは知っておきたい、イギリスのマナーについて


それぞれの国や文化でマナーって異なるのでなかなか難しいですが、旅行するにしても住むにしても最低限のマナーは身に着けておきたいものです。

悪気無くやってしまったことでも、相手を不快にさせたり、無駄なトラブルに巻き込まれたら嫌ですしね。


というわけで、数か月ロンドンに住んで、まぁこれを気をつけておけば基本的には大丈夫だろう、というマナー。



・食事中、音を立てながら食べない。飲み物を飲むときもなるべく音を立てない(すすらない)。

これは多くの西欧圏で同じですね。アジア圏は文化的に音を立ててもOKとなっているところも多いですが、気をつけないと不快に思われます。日本人でけっこう音を立ててる人を見かけます。



・レストランで店員さんを呼ぶとき、大声で呼んだり指を鳴らしたりしない。

日本だと、居酒屋で「スイマセエェーーーーン!!!」って叫んだりしますが、イギリスで店員さんを大声で呼ぶことはとても失礼になります。指をパチンと鳴らして呼ぶのも。まぁ、指を鳴らす人はなかなかいないでしょうが・・・(笑)


基本的には、アイコンタクトをして軽くうなずいたり、手を上げたりして呼びます。どうしても捕まらければ近くを通ったときに小声で呼びましょう。

あと、レストランでは決まった店員さんにサーブしてもらうのも基本ですね。



・鼻をすすらない。

鼻をズルズルをすするのは不快に思う人が少なくないので、豪快にかんでしまいましょう。



・何かしてもらったら必ず御礼を言う。悪いと思ったら謝る。

これは個人的にイギリスの好きなところなのですが、日常生活において、他人に何かしてもらったら必ず目を見て「Thank you」と言うのが自然です。道をあけてもらったり、席を譲ってもらったり、ドアを支えてもらったり、些細なことでもいろいろシーンがあると思います。買いものするときも店員さんにきちんとお礼をいいます。


日本の都会って、人が多すぎるからか、ぶつかっても謝らなかったり、譲り合っても無言だったりしますが、イギリスでは他人だとしても最低限のコミュニケーションをしないと失礼にあたります。

初めはとっさに出てこないかもしれませんが、何かあれば御礼を言ったり謝ったりする方が人間的に自然なので、すぐ慣れます。ニコッと笑ってThank youと言えば、親切にしてくれた人も嬉しいし、みんなハッピーですね。



<番外編>

・同じお皿の食事をシェアするときは、自分のカトラリーで取ってもいいか事前に聞く。

これはあまり機会も無いと思うし、絶対にやっちゃだめ!ってほどでもないので番外編ですが、イギリス人の中には同じ皿の食事を自分の箸やフォークでつつき合うのを嫌がる人が少なくありません。

日本でも、一応「自分の箸使っていいよね?」と事前に確認することが多いと思いますが、「嫌だ!」という返事は聞いたことがないので、まさに文化の違いですね。


例えばお鍋は「同じ皿のものを皆でつつく」定番ですが、あれはイギリス人は「ウェー」と思うらしいです(個人差がありますが、編集部調べによると生粋のイギリス人であればあるほど嫌がる傾向にあります)。

なので、シェアをする機会があれば、事前に綺麗なカトラリーで人数分に分けてしまうか、もしくは自分のカトラリーを使ってもいいか、一応確認しておくとベターです。




あと日常会話で聞いちゃダメなこととかは日本とよく似てるので、あまり深く考えなくてもいいです(プライベートなことをズケズケと聞いたり。)。

もし他にもあったら教えてください。

ロンドンは、まだ故郷ではない

2018年からロンドンで単身赴任している 20代後半サラリーウーマンです。 住んでみたら意外とよかったロンドンでの生活、仕事、そしてワインのこと。

0コメント

  • 1000 / 1000