一夫多妻制ドキュメンタリーを見て思ったこと
でも、だんだんと内容がリアルになっていき、一夫多妻制の難しさがクッキリ表現されている。
一夫多妻制の難しさ、いろいろと感じましたが、一番は「妻同士の関係性」だと私は思いました。
すっごく嫉妬するんですよ、妻が、他の妻たちに。
もちろん人にもよるんですけど、嫉妬深い妻の場合、例えば夫と他の妻が一緒にいるとき、電話やメールをしまくって邪魔をしたりとか。
この嫉妬に私は驚きました。
嫉妬、つまり独占欲というのは、後天的なものだとなんとなく思っていたから。
要は、先天的な三大欲求(食欲、性欲、睡眠欲)とは異なり、独占欲はヒトに元々備わっているものではなくて、生まれた後に「自分のモノにした方が自分に利益がある」という考えを思いついて初めて生じる欲だと思っていた。
この考えに基づくと、生まれたときから「一夫多妻制がフツー」の環境で生まれると、妻が他の妻に嫉妬するなんてことは無いことになる。
でも、そんなことはなくて、どれだけ一夫多妻制に慣れていたとしても、夫を独占したいという気持ちが出てきてしまうのだなぁ、独占欲とは人間誰しも元々備わっているものなんだなぁ、と、「独占欲」について考えさせられた話でした。
ここで一旦わたしのボヤキは終わるんですけど、この間男友達に聞いてみました。
三大欲求がなぜ先天的に備わっているかというと、生存するため(食べて栄養を摂り、健康に睡眠を取り、子孫を残す)である。一方で、独占欲はいったいどういう理由で人間に先天的に備わっているのか。
「そりゃあ、男性からしたら自分の遺伝子を残したいし、そうすると他のヤツを押しのけなければいけないし、女性からしたら、自分に食糧を与えて守ってくれる男性を確保しておきたい(原始時代の話の例)のは当たり前なんじゃない?」とのこと。
うーん、なるほど・・・
なんとなく、まだ腑に落ちないけど、そういう考え方もあるなぁと思いました。
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