イギリス・日本の履歴書の違い

イギリスというか、ロンドンは、外国人にとってとても居心地が良いところだと思う。

見た目がアジア人でも、全くと言っていいほどジロジロ見られない。ロンドンの街を見渡すと、半分以上は外国人だからそれもそのはず。

そして、「外国人だから。イギリス人だから。」という話から一つ上の段階にいくと、そもそも人の容姿や状態なんて気にしない。

性別とか、国籍とか、ファッションとか、ゲイとかレズとか、それぞれの個性を全て受け止めてくれる。

この包容力の根源は、「みんな違ってみんないい」という暖かいものでなく、どちらかというと「どうでもいい」という無関心から来ているように個人的には思う。



根源についてはまたの機会に考えてみるとして、とにかくロンドンは包容力があり、様々なバックグラウンドを持つ人びとをすっぽり受け入れてくれる。


この、ロンドンの包容力を思い出す機会がこの前あった。



日本で履歴書といえば、名前・年齢・住所・性別・学歴や職歴の基本情報のほか、趣味などを書く欄がある。そして名前の横に貼る顔写真にはお金を掛け、綺麗に加工。

一方、同僚から聞いたところによると、イギリスの履歴書は全然違うらしい。
必要な情報はというと、名前と職歴と学歴、志望動機くらい。顔写真もいらない。(外国人の国籍についてはどうなのか聞かなかったけど、ビザのステータスくらいは必要でしょうね。)

 
つまり、性別とか年齢とか住所とか容姿とか、ましてや趣味なんていうのは、少なくとも履歴書段階ではどうでもいい。

履歴書の簡素さに、またしてもこの国の「どうでもいいから来る包容力」を感じた。

おまけ:黒の電話ボックスも、シックで良い…



ロンドンは、まだ故郷ではない

2018年からロンドンで単身赴任している 20代後半サラリーウーマンです。 住んでみたら意外とよかったロンドンでの生活、仕事、そしてワインのこと。

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