私的、ロンドンの好きなところ

しばらく仕事がバタバタしていて、久々になってしまいました。なぜかこの寒い1月に出張者が毎週のように来た。まぁフライトは安い時期だろうな。


さて、そんなこんなであっという間に2019年の12分の1が過ぎ、私がロンドンに来て丸々半年が経ちました。

ロンドン生活にはほぼ何も期待せずに来ましたが、住んでいるうちに、あれよあれよとロンドンファンになり、今では世界で一番快適なところでは、と思うほどです。お金があれば、ロンドンにずっと住むのもあり。


今回は、そんな半年の心境の変化をもたらした、ロンドンの好きなところ。


ご飯が美味しい
これはあえて最初に持ってきました。
ロンドンに行く、と言ったら、9割くらいの確率で「ご飯美味しくないらしいね…がんばれ…」と憐れな目で見られます。
しかし、ロンドンの飯はマズい、と日本に最初に広めたのは、誰か知っていますか?

それは、夏目漱石。夏目漱石ですよ。お札ですよ。そりゃあ時代は変わるわけで、今では美味しいレストランはいくらでもあります。パブのご飯も美味しい。移民がたくさんいるから、世界各国の料理も楽しめる。特にインド料理とか最高です。美味しいものなんていくらでもある。
あとは、スーパーの食材は日本より安いくらい。

一方、外食すると日本より高いので、正しくは「美味しくない」ではなく、「外食のコスパが悪い」だと思う。夏目漱石の時代からいい加減イメージをアップデートしないといけない。



ワインが安い
イギリス自体はワイン生産はさかんでないけど、やっぱりヨーロッパが近いので、ワインが安い。美味しい。種類が豊富。最高。
全体的にワインラバーの人口も多いので、パブなど、カジュアルな場所に置いてあるワインのセンスもだいたい良い。

ただ、Brexitで輸入ワインの値段が変わるかもしれないなぁ。


気候が好み
これもね、ロンドンは暗くて寒いってイメージあるじゃないですか。
まあ、その通りなんですけど。笑

私はもともと暑さが大嫌い(特に湿気の多いとき)なので、夏は湿気が少なくカラッとしていて、冬は湿気が多くシットリしたロンドンの気候はとても好きです。
秋〜冬の日の短さにはびっくりしたけど、まぁ日中はどちらにしろオフィスにいるし、周りには「病むよ〜」って言われたけど別に大丈夫だった。
また夏が来るのが楽しみ。


緑が多い
ロンドンはいたるところに公園があります。もともと王室の趣味の狩場としてつくられた巨大な緑地を、今では公園として使っているところが多い。

買い物や人混みに疲れたら、徒歩で近場の公園に行って休んだり、休日はピクニックしたり、運動したり。

ロンドンなら、都心だけど、子どもやペットもスクスクと育てられるだろうなぁと思います。


芸術作品へのアクセスがよい
芸術への心理的な距離がとても近い。有名かのはミュージカルで、ニューヨークのブロードウェイ並に、あちらこちらでミュージカルが観られる。有名どころもあれば、アマチュアっぽい小さな劇も観れる。

博物館や美術館はほぼ寄付制なので、世界中から集められた芸術作品を気軽に観に行ける。

オーケストラやバレエも安い。

仕事帰りにふらっと、コンサートやミュージカル、絵画を楽しめるなんて、なんて素敵なんでしょう。
新橋de飲み会もいいけど、こういう過ごし方も良い。


人が丁寧、優しい、外国人慣れしている
最後に、人柄が日本人と近いこと。
まぁロンドンは移民ばかりなので、一概にひとまとめにはできませんが、それでも人が丁寧で優しい文化が根付いていると思う。やっぱりジェントルマン文化から来るものなんだろうか。男女問わずマナーが良い人が多い。

あと日本と違うのは、外国人にみんな慣れていること。とても居心地がいい。




と、ロンドンへの愛を綴りましたが、まぁ駐在員でもないかぎり、ロンドンで住むのは金銭的にも手続的にもかなりハードルが高い。
何か手に職でもつけて、ロンドン移住を目指そうか…(そんなことしたら会社に怒られるけど)

みなさま、よい2月をお過ごしください!


ロンドンは、まだ故郷ではない

2018年からロンドンで単身赴任している 20代後半サラリーウーマンです。 住んでみたら意外とよかったロンドンでの生活、仕事、そしてワインのこと。

0コメント

  • 1000 / 1000